オレンジ探偵社の愉快な人々[1] 海賊 2010年09月03日 タイトルは適当です。その内変わるかも。某さんにネタ提供してばっかじゃアレなので、こないだのパロネタから、ワンピで退魔師モノパロ。まだ頭ん中でも仕上がってないので途中でネタ切れ起こしたりgdgdになる可能性も高いです。このシリーズには以下の要素が含まれます。・退魔師系パロディ。・なんちゃって退魔師なので、間違った知識がウロウロしてます。・なんちゃってオカルト、怖い話系のネタを含みます。・あんまり退魔してないです。・メインはウソップ、ナミ、サンジ、ゾロ辺り。・ゾロサン、サンウソ要素が濃い目にあります。・サンジが節操なしです(他CPも可能性有)…と言っても、3話目くらいまでは上の要素の1個も含んでいない可能性。大丈夫そうでしたら以下からどうぞー x x x x x 俺が自分のためのコーヒーを入れている間にナミは、「おはよう」もないままいつの間にか事務所に入って来ていた。客用のスプリングのきいたソファに腰掛け、ポストから取り出してきたらしい新聞を読んでいる。 いつも通りの光景。 朝日にきらきらと光るオレンジの髪だとか、新聞紙に落とした物憂げな視線だとか、広く開いた襟ぐりから覗く細く白い首筋だとか、そんなものに見惚れていても仕方がないので、俺は流しの方から声をかけることにした。「ナミ、コーヒーは?」 挨拶なんかいらない。そして振り返りもせずにナミは答える。「ミルク多めでお願い。砂糖はいらないわ」「珍しい!砂糖要らねェの?」「目を覚ましとかなきゃ。今日はお客が来るのよ。珍しいことにね」 ナミは初めて俺と目を合わせ、肩をすくめた。「ロビンの紹介書を持ってるの。断るわけにはいかないでしょ」 俺はなるほど、などとわかったような分からないような返事を一つ返し、マグカップをもう一つ取り出した。 『オレンジ探偵社』というのが、俺―ウソップの勤める職場の名前だ。ナミが社長で社員は俺だけ。バイトは2人いるけれど。名前こそ『探偵社』となってはいるものの、実態は全く違う。全くもって違う。実質については後で語るとして、まずはナミと俺のことから話そうと思う。 何よりも金の大好きな彼女は、元々は別の人間と組んで何でも屋をやっていたのだそうだ。その職業でそこそこ儲かっている所に、訳あってサラリーマンを辞めた幼馴染の俺が現れた。俺のとある体質を知っていた彼女は、こりゃ儲けられそうだと、何でも屋を『探偵社』に改名したのだった。 実際、そこそこよりも少し上くらい儲かっていると思う。サラリーマンをやっていたときの月給より、1.5倍は給料が出るし。しかしそのほとんどは、仕事のときに壊した備品や、仕事に使う道具を買うために消えてしまう。手元には、サラリーマンだった頃よりも少ない金額しか残らなかったりするのだ。 それでも、住み込みで、というのは良い。『オレンジ探偵社』の事務所はとある雑居ビルの2階にあるのだが、この事務所のスペースは、仕事がないときは俺が好きに使っていいことになっているのだ。ナミが借りている場所だそうで、俺はこの場所を生活に使うために水道水の1滴分すら払わないで済んでいる。 そして、俺はこの仕事が気に入っている。ただのサラリーマンだった頃にはうっとおしかったこの『体質』も、ここでは誰かの役に立つのだから。「客来るのって何時から?」 俺はミルクをたっぷり入れたコーヒーをナミの前に置きながら聞く。ありがと、とナミはすぐに受け取って口をつけた。「10時よ」「…げ、あと2時間しかねェじゃん」 俺はナミを見る。ナミは肩をすくめた。それが癖なのだ。「だから、ゾロとサンジくん呼んで」 その二人の男は、このオレンジ探偵社のバイトだ。それぞれ建設会社社員、レストラン勤務と本業はあるのだが、それぞれの特異な体質を生かして、この仕事を手伝ってもらっている。 いつもは、仕事が決まってから電話をして来てもらうのだが― 俺は無言で、隣室の方を指差して見せた。それだけで事情を察したナミが、一瞬で不機嫌になる。隣室は事務室だが、その隣は寝室になっているのだ。「…起こしてきて」「嫌だよ、踏み込みたくねェもん。俺、昨夜はここで寝たくらいだぞ」 俺は、ナミの座っているソファを叩いて示す。しかしナミというのは、そんなことを取り合ってくれる女ではない。「男でしょ」「だからなおさら嫌なんだよ」「じゃあ、女に行かせる気?」「女とか男とか…ああもう、いいや」 言い争うのも面倒になって、俺は折れた。俺の分のマグカップをティーテーブルに置いて、重い腰を上げる。「んじゃ、覚悟決めて行ってきまーす」「襲われないようにね」「それがギャグにならないから怖いんだよ」 俺は肩越しにひらひらと手を振って、隣室の扉を開けた。-----ということで退魔師パロ ディ ……どの辺が?事務所に住み込み社員と、近くの高級マンションに住んでる社長。バイト二人は通いですが、事務所とかに泊まることもあり。事務所は、なんか都会の裏路地の汚れた雑居ビルでも想像していただければー某見た目は子供なアレのおっちゃんの事務所をもうちょっと広くした感じのイメージ?退魔師モノというネタ自体は、某端っこの方が形にしてくれたので、自分は自分の書きたいものを詰め込むのれす^p^ はぁはぁ。頑張って続き書くぞー自己満足! PR