無意味妄想 その他SS/落書き/語り 2008年08月20日 ゼロスとしいなについて本気出して考えてみた。ゼロしい(過去)メインにノマカプばかり。以下痛々しい超妄想。 x x x x x SD文庫版だっけ?元恋人同士って設定がすごく好きで好きで仕方ないので、オイラの中ではこの二人はとっくに終わっている関係。恋人や夫婦なんかじゃなくても、互いにとても大事な人。そんな二人が好き。以下、設定もクソもあったもんじゃない。そんな小説書きたいなぁと思って、でも設定が先走って書けなかった妄想。だからとりあえず妄想だけ垂れ流しとけー。完全なる、あたしだけが楽しい個人趣味。■ ■ ■ミズホの里に、17になったら成人とか言う掟があって、17になったら、里のものは男女関係なく、何某かの仕事につかなければいけない。しいなに与えられたのは神子の護衛だった。ずっと里の中から出ずに育ってきたしいなにとって、神子なんて人は雲の上の人。だから、どんなに素晴らしい人かと期待していたのに、…あの通りですよ。しいなはショックをうけるけど、貴族特有の、家系や地位を鼻にかけたような所のないゼロスに興味を持つ。ゼロスも、いつもの取り巻きのようなうるさい貴族女と違うしいなに惹かれていく。ゼロスはしいなの前でだけは身構えたり格好つけたりしなくて良かったし、しいなはたった一人のこんな大きな外界の中で、ゼロスの傍でなら安心できた。■ ■ ■しかし、ゼロスは知っていた。自分は、自分の愛した女性とは結ばれることが無いということを。それは自分の両親だってそうで、セレスの母親がそうで。神子と言う立場に生まれてしまったからこそ、一番大事な人に愛を伝えられない。それを知っていたからこそ、心からの「愛」を伝えることは無かったし、いつかは別れなければいけないと思っていた。■ ■ ■神子に愛する人が出来るということは、つまり急所が増えるわけで、元から神子を疎ましく感じていた貴族たちが、密かに神子暗殺計画を立てる。しいなは貴族達の罠にはまり、ゼロスを呼び出すための人質となってしまう。波乱やら事件やら何やら色々あって、事件は解決して、しいなは解放され、ゼロスも神子の座を追われることはなかった。未だ、助かったということしか分かっていないしいなの元に、ゼロスが歩み寄ってきた。―危ない危ない。この胸が失われたら世界の損失だからなぁ―…このバカ!本当に怖かったんだよ…!思わず、しいなはその体にしがみ付く。今頃になって恐怖が蘇り、体が震えた。本当なら、これでハッピーエンドだ。命の危機に立った男女は互いの存在をさらに強く感じ、結ばれるのだろう。だが、ゼロスはその体を引き剥がす。―…まったく、自分の身も守れないような護衛なんかいらないっての―…え?―今日限りお前はクビ、ってこと。だって、どこの世界に雇い主を危険な目に遭わせる護衛がいるよ? ああ、安心しろよ。次の仕事くらい俺さまが手配してやろう。感謝しろよ~?そして二人の関係が終わる。■ ■ ■しいなは怒り狂うけれど、本来の仕事に失敗したのは自分のせい。おとなしく村に帰り、与えられた仕事…諜報部隊に属することになる。ゼロスはゼロスで、しいなの来る前と同じ毎日を送ることになる。しいなはゼロスの噂を風に聞いていたし、ゼロスも時折しいなの仕事の腕を耳にした。互いに互いに会うことはもうないだろうと思っていた。そして5年の時が流れる。メルトキオの地下究所。考えもしなかった仕方で、二人は再会する。しいなはゼロスのことをとっくに諦めていて、明るくて熱血で真っ直ぐなロイドに片思い中。ゼロスは、まだしいなに未練はあるけれど、望んだ女性と結ばれないどころか、そろそろ行動範囲広げすぎて自滅しそうな自分の運命を知っているから諦めモード。そんな仲間の気持ちなんて知らずに、ロイドはリフィル先生ファンクラブに入りたい。そんな3人。■ ■ ■-俺を一番に選ぶような奴だからな。そういう方面に疎いんだよ。恋愛方面に疎いロイドくんでいてくれればいいと思う。■ ■ ■しいなはいつか、おろちあたりと結婚して平凡だけど幸せな家庭を築くといい。ゼロスは例の件でヒルダ姫に見初められて、神子から皇子にランクアップすればいい。ただ、妄想でもいいなら、先生に手紙を送り続けて未婚を貫けばいい。なりダン小説のアーチェのように、何百年後にその手紙を取り出して、先生が微笑むといいと思う。ええ、黒兎は最後までリフィゼロスキー。以上超妄想。ああ、一人だけ楽しかった!! PR